正直、理解できたのか、できていないのか分かりません。
異世界での戦闘シーンはかっこよく、夢の中のような雰囲気もとても良かったです。しかし私が一番引き付けられたのはここではありませんでした。物語序盤から中盤に描かれるヨミの心理。痛いほど分かります。分かるだけに、あそこまで狂気じみた表現をされると自分の汚い部分を見せつけられているようで、涙目になりながらも観てしまいました。
戦闘シーンがかっこいいのは良いのですが、感情移入が全くできなかったのが残念です(最後の方は除く)。私の理解が浅いだけなのかもしれませんが。
もう一つの世界の少女たちは、現実世界の少女たちのために精神的負担を肩代わりして戦っている。「もう一つの世界の少女」が死ぬことで、「現実世界の少女」は悩みから解放される。
「戦っている」意味はあるのだろうか?サンドバックになって早くやられた方がいいような気が。
傷つけ合いながらも人と繋がりたい。というのは分かります。その表現としての戦闘ならばしっくりきます。だとすると「もう一つの世界の少女」は「現実世界の少女」の精神面の延長という扱いの方が自然です。「現実世界の少女」の分身で別人格があるように見せてしまうと、(悩みから解放したい)と(繋がりたい)が全く別問題になってしまって、「戦闘」というひとつの事柄だけでは説明がつかず、結果、感情移入ができなくなっていると思います。
合っているでしょうか?
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