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破壊者シド ガンダムAGE

ガンダムAGE45話「破壊者シド」

「EXA-DB」と呼ばれる過去の国家戦争のデータが詰め込まれた秘宝が自動的に生み出した兵器「シド」が登場しました。



なんとも異質な雰囲気。
AGEっぽくないところが非常に好きです。設定的にも「過去のデータが生み出したMS」なのだから、どのMSにも似ていないのは当然なのですが、同時にどこかで見たことある感があります。
過去作品で似ているものを探していると、ナイチンゲール、αアジール、ノイエジール、アプサラス等々、言われてみればジオン系巨大兵器の流れを感じさせる見た目です。ガンダムUCにドラゴンみたいな巨大MAが登場しましたが、それがこのシドと入れ替わっても大した違和感はないのではないでしょうか。

旧時代の集約ともいえるMS、そしてジオン的なデザイン。・・・これは少しわくわくします。隠し設定として宇宙世紀との繋がりがあったら嬉しいです。
とは言ってもこれ以上踏み込んだ説明がされることはないと思いますが。

「シド」。この名前を聞いたとき漠然と「神様の名前だっけ?」と思っていました。
調べてみると私が思い浮かべていたのは「シド」ではなく「シヴァ」、ヒンデュー教の破壊を司る神だそうです。
「シド」で検索しても出てくるのはヴィジュアルバンドの「シド」ばかり。一時期ラジオでよく流れていた「シドのウソ」という響きだけが頭に残っています。
それからアラビア語の(sayyid)「主人、あるじ、男性に対する敬称」という意味もあるようです。発音は(セイイド)が正しいようですが、AGEのシドは自らを生み出したEXA-DBを守っているMSなので「主人、あるじ」という意味が通る気もします。

しかし、ここではあえてさっきの「ジオンの名残説」を最優先に考えてみます。「Zion」という文字をこのように変形することはできないでしょうか。


そろそろ、くだらなくなってきました。

私はまだガンダムAGEをあきらめたくないのです。

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ソ・ラ・ノ・ヲ・ト





テレビ東京『アニメノチカラ』枠で放送した第一弾のアニメ。『アニメノチカラ』はその後第三弾まで放送し、たいした話題を呼ぶことも無く終わってしまいました。フジテレビ『ノイタミナ』と比べてしまうと個性が感じられないし、わざわざ枠をとっている意味も視聴者側からするとよくわかったので終わってしまうのも仕方なかったかなと思います。

さて、ソラノヲトについてですが、実は私の中ではギリギリ指折り数えられるくらい好きなアニメのひとつだったりします。しかし同時に大きな声で「あれは良かった」とは言いにくいアニメでもあります。世間的なこのアニメの評価は「まずまず」「意外と良かった」程度のものが多いようです。世間の評価と自分の評価がずれているというだけでも少し不安にはなるのですが、このアニメについて私が口ごもってしまう最も大きな理由は、自分自身で自分の評価が高い理由が分かっているからなのです。
誤解を恐れずに言うと「女の子しか出てこない」ということが最大のポイントです。これについては色々あるのですが、要するに私の性分として男性キャラの扱い次第で例え良いアニメだっだとしても肝心な部分が頭に入らなくなってしまうことがあるというのが問題なのです。「女の子が出てくると良い」のではなく「男性キャラがいないに越したことはない」ということです。当然、男性キャラがいるアニメで好きなものもたくさんありますが、評価が決まるまでの一番最初の分岐点に「男性キャラの扱い」があることは間違いありません。
前置き(言い訳)が長くなりました。女の子だけだからといって評価がプラス方向に動いているわけではないということだけ踏まえて頂ければと思います。一応、5つ星評価は減点方式で付けていますので。

ソラノヲトは私の好きなアニメでもあり、記憶の変な引き出しに入っているアニメでもあります。まず純粋に誰もが評価するであろう点として建物、街並み、背景の素晴らしさがあると思います。舞台は崖に面した小さな町とその上に立つ砦です。中世ヨーロッパ風(たぶん)の建物と廃墟が岩の上にそびえている感じで、これは良い意味で「ジブリ的」で世界への没入感があります。さらにタイトルからも連想される「空」も崖とのコントラストがとても美しく感じました。
そんな美しく「ジブリ的」である世界にいるキャラクター。ここが賛否を分けそうなところです。放送当時は「けいおんじゃん」などと話題にもなりました。確かにこの世界観にこのキャラデザインはやや不自然です。私はこの違和感がむしろ面白かったりするのですが、世間の評価が「そこそこ」止まりなのはこのあたりが原因なのだと信じたいところです。
最初から終盤に入るまで主に描かれているのは、この「カワイイ兵隊達」が過ごす辺境の戦闘とは無縁となっている駐屯地での日常です。このアニメを単にほのぼの系アニメとして楽しむこともできるでしょう。しかし、どうしても気になってしまうのは、その日常の下に渦巻く底知れない「何か」なのです。なぜ戦争なのか、なぜジブリ的世界観なのか、そしてこのアニメには「人類は一度滅びかけ、文明はリセットされている」という設定があるのです。本編ではたまにしか触れられないのですが、明らかに過去の人類への含みを持たせてあります。「天使のような何かに滅ぼされた」ということ以外、はっきりとした答えは与えらず解釈は視聴者に任されているのです。
ここまでの謎を潜ませておきながら表面上は萌えアニメであるというところが非常に怖いです。日常パートをニヤニヤしながら観ているような堕落した視聴者に何か大きな罰が待っているのではと勘繰ってしまうほどです。考えすぎかもしれませんが、この方が楽しめると思います。

この予感はある程度現実になり、終盤には平和だった砦にも戦争の波が押し寄せます。
ここからの展開はかなり重厚で、普通に感動します。特に途中で使われる音楽が非常に効果的に感じました。劇中歌「アメイジング・グレイス」は戦争の敵、味方関わらずすべての人の心に響きます。この曲は一説では19世紀アメリカで誕生し、現在ではアメリカだけでなく日本でも数多くの歌手によって歌われるなど、馴染みの深いものになっています。これはアニメ内でこの曲が戦争中の2国をつなぐ架け橋となっていることに通じるところがあります。さらに現実にもある曲を使うことで滅んだ旧時代(現在)からのつながりも感じることができるのです。もともと良い曲だからということもあるかと思いますが、最後にこの曲が流れる時の鳥肌感はなかなかのものです。あと、曲とのからめ方という点では、梨旺との別れまでの件の感じも感動しました。(曲優先でセリフの音が無くなるところとか)
ちなみに前々回更新した『エルフェンリート』も曲が素晴らしいみたいなことを書いたのですが、エルフェンリートもソラノヲトも監督が神戸守さんだったみたいです。製作側のことはあまり気にしないようにしていたのですが、どうやら私は神戸守さんの演出が好きみたいです。

ソラノヲトは『灰羽連盟』というアニメの影響を受けているのでしょうか?改めて観てみてそんな気がしてきました。
言われてみれば似ている部分が色々とあります。大きな部分でいえば、舞台となっている町以外の世界に相当な含みを持たせている点や、主人公たちは町のはずれに町人とはとは少し違った存在として生活しているという点などがあります。また、主人公たちの暮らす建物が廃墟にちかいところや、先輩たちから脈々と継がれるものがあること、天使が登場することなども似ている点です。それからキャラクター面では梨旺とレキの存在感も似ていたと思います。
灰羽連盟はどこまでも抽象的に描かれていた内容でしたが、ソラノヲトはその答えの一つのパターンだったと考えることはできないでしょうか。

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バッカーノ! (BACCANO!)





2ちゃんねるや知恵袋などで「良かったアニメ、おすすめのアニメは何?」みたいな話題になると必ず名前が上がるアニメの一つだと思います。その他にはブラックラグーン、攻殻機動隊、プラネテス等がよく出てくる印象があります。私はこの中ではブラックラグーン、攻殻機動隊は見たことがありまして、世間の評判通り私の中でも最も良かったアニメの一つに入っています。
バッカーノに関しては、何となく「なんか違うかな」なんて思いながら観ずにいたのですが、やはり名作は観ておいた方がいいと思い、夏休みを利用し一気に観てみました。

視聴前の前情報として「主人公がいないこと」は知っていたのですが、実際にはそれ以外の作り的にも変わっていて、特に名作と呼ばれるものの中では特殊な作品であるという印象でした。
「主人公がいない」ということは主観がコロコロ変わるということなのですが、コロコロ変わるのは主観だけではなく、時間、場所、さらにストーリーの筋までもが目まぐるしく入れ替わりながら放送が進んでいきます。つまり、様々な場所、時間で起きている物語を同時進行で観ることになるのです。初めからよーいドンで大勢の登場人物と共に複数の物語が動き始めるので、正直、序盤は頭がついていきませんでした。しかし心配は要りません。物語が進むにつれ全体にかかっていた靄が少しずつ晴れるように全体像が見えはじめ、それと同時にそれぞれの登場人物、ストーリーが複雑に関係し合っていることが分かります。この徐々に靄が晴れる感じこそが、このアニメの最大の魅力だと思います。一般的なアニメでは例えば全13話の中でも面白さに浮き沈みがあるものです。しかしバッカーノの場合、最終回のギリギリまで面白くなり続けるのです。さらに比較を続けると、普通のアニメが一本線もしくは二、三本線のストーリーなのだとしたら、バッカーノは立体のストーリーです。次々と変わるシーンのどこを切ってもストーリーが詰まっているかのように、1つのアニメであってもその密度感が全く違うのです。おそらくこのアニメを一般的な構成に解いたとしたら、全25話以上になってもおかしくない筈です。逆に言えばそれだけの内容を13話に詰め込んでいるわけですから、面白いのも当たり前のことかもしれません。

同じく「名作」と称されることが多いものの中で私が観たことのある、攻殻機動隊とブラックラグーンとこのバッカーノは作りが大きく違うので比較することはできませんが、どちらが面白かったと言われれば私はなんだかんだ前者2つに分があると思います。
バッカーノの複数のストーリーを詰め込んだ構造は、全体ではプラス効果が大きいのですが、やはりマイナス面もあります。ストーリー上で「ここぞ」という場面をより印象的にみせるにはそこに至るまでのスピード感の調整が重要です。この点でみてみるとバッカーノは常にハイテンションでストーリーの緩急があまりありません。そのため「スゴイカッコいい」とか「スゴイ感動する」みたいな場面の最高到達点に関しては前者2つには劣ってしまうのです。

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エルフェンリート





残酷なシーンや裸、若しくはその組み合わせなどの過激な表現が多用されているため基本的にはCSのみで放送。地上波版は大幅な修正やカットがあったということなので、「隠れた名作」の部類に入るのでしょうか。
実は御都合主義てきなストーリーの部分も多く、作画的にも大したことはなかったりします。しかし、見ていくうちに見事なまでに出来上がった世界観に引き込まれ最終的には「みてよかった。」と思わずにはいられません。全体の重厚な雰囲気はそこら辺のチャラチャラしたアニメとは一線を画した存在感があります。

オープニングであり挿入歌であり、劇中歌である『LILIUM』という曲。エルフェンリートを見たことがある人なら、このアニメを思い出すときに真っ先に頭の中で流れ出す程印象深い曲です。聖歌をベースに歌詞はラテン語で作られているようで、荘厳でいて悲しげな雰囲気があります。この曲がOPと挿入歌、さらに主人公とヒロインの思い出の曲としても登場し、アニメ全体の陰鬱した雰囲気とあいまって全体をきれいで感動的にまとめ上げています。これほど主題歌がアニメ全体の印象にまで影響を与えている例はほかにはないのでしょうか。よくよく考えるとあらが目立つ脚本部分も、この曲でまとめることで卵とじ状態になり美味しく頂くことができるのです。

過激な表現が多いことでも有名なこのアニメですが、私はこれらの表現も決して無駄なものではなかったと思います。表現をどの程度するかということは様々な意見があるとは思いますが、少なくともこのアニメの場合、他のアニメとの差別化という意味で特別感の演出に一役かっていると思います。
まず残酷描写についてですが、これはこのアニメ自体に緊張感を持たせるために絶対に必要なものだったと思います。人間があまりにもあっさりと惨殺されるシーンは、どこまでいってもディクロニウスは人間にとって危険な存在であるということを強く印象付けますし、単純にハラハラ感も増すので、表面的なおもしろさにもつながっています。
全裸シーンも堂々と入っています。しかし誤解してほしくないのは別にエロいシーンではない(捉え方は人それぞれですが)ということです。地上波版では修正が入っているということですが、変に隠すと逆に意味合いが変わってエロくなってしまう気がします。

素敵な世界観のおかげであまり気になりませんが、実はよくない部分も結構あります。
私が一番気になったのは主人公。行動や言動には表れていませんが、実は下心満載の変態なのではなかろうかと勘繰ってしまいたくなるような「なにか」を私は感じてしまいます。また、ここまで重厚な雰囲気のこのアニメ中で、主人公を中心とした「ハーレム構造」は絶対に必要ありません。実は、この主人公の嫌さは私がこのアニメを嫌いになってしまう原因になってもおかしくないくらいのものだったのですが、実際には主人公の行動はそれほどストーリーに影響することがないのでセーフでした。
その他、気になったことを羅列すると

都合よく記憶喪失を使いすぎ
ナナが本能的に人を殺したくならないのはなぜ?
孤児院のいじめっ子たちが異常すぎて理解できない
坂東がかませ犬すぎ
わん太はいつ帰ってきたの?
角が耳にしか見えない

など大小いろいろとあるのですが、あまり気にならないというのが実際のところです。


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Aチャンネル





「けいおん以降に放送したそれっぽいアニメ」と、ひとくくりにしまうと怒る人も多そうですが、私のなかではそう感じてしまいます。そしてAチャンネルはその中でも「それっぽい」という意味で代表的なものだと思います。明らかにけいおんを彷彿とさせる要素が多く、無意識でも比較してしまいます。そして、比較すると・・・なかなかどうにも・・どうなんでしょう。
原作うんぬんについてはよくわかりませんが、少なくとも「放送順」という概念があるアニメにおいて、名作の後にそれに似たものを放送してしまった落ち度はあるのだと思います。

まず、女子高生4人組の日常を描いたこのアニメには唯、澪、そしてあずにゃんが登場します。といってもいいくらい似たキャラクター構成なのです。おそらく主人公と思われる(るん)、この人はしゃべり方といい性格といい、唯とほぼ同一人物といってもいいでしょう。さらに画像からもなんとなく分かると思いますが、左端で恥ずかしそうにしているのが(ユー子)、澪に当たる人物です。見た目に関しては見ての通り、性格は弱気で怖がり、そしていじられキャラと澪のポイントを全て通過しているようなキャラクターです。ただし、しゃべり方だけは全く違って関西弁です。(少しだけ変えてるところが逆に胡散臭いと感じてしまわないわけでもないですが・・・)
そして唯一の後輩(トオル)。「唯一の後輩」ということは当然、あの「けいおん!!」では大感動だったあの展開が待っているわけです。

全体的な内容としては、「仲良し4人組のゆるゆるとした日常、ちょっとしたギャグあり」といった感じで、可もなく不可もなくな印象です。日常系アニメには大きな「可」は必要ないと思いますのでこれでも十分だと思うのですが、やはり「けいおん」との比較が入ってしまうといくつか気になる点も出てきてしまいます。長くなりそうなので簡潔にまとめると、ギャグアニメではないのだから1つのネタに固執しないでほしい(トオルの暴力、ナギのダイエット等)。それから、EDとは別に終盤に毎回違う挿入歌(というよりPVみたいな感じ)が入って「友達っていいよね」みたいな感じになるのだけれど、日常→曲→いい感じ、というパッケージ化はあまり好ましくない。といった点が挙げられます。
どちらも「けいおん!」の記事でも述べたように、日常ほのぼの系アニメの本懐は「キャラクターとその世界を好きになること」だという考えからきています。

前述したように唯一の後輩(トオル)の存在によって、感動の「あの」展開があるのですが(つまりは卒業する3人、一人残されるトオルという展開がある)、正直あまり感動できません。全体的な演出の問題もあるとは思いますが、決定的によくなかったのはあのシーン。少々記憶があいまいなのですが、まず(るん)と(トオル)は中学生時代からの友達で、「高校受験を控えた(るん)の受験勉強に付き合う後輩の(トオル)。しかし(トオル)のほうが優秀ですぐに(るん)の勉強を追い越してしまう」という回想シーン(ギャグ調)が、卒業も押し迫ったけっこういいところで入ります。お別れをもう経験している、しかもギャグ調で処理してしまったらこれからのシーンの説得力が無くなるに決まっています。
製作者は感動させる気がなかったのでしょうか。そこまではまあまあ感動できそうな感じだっただけにガッカリ感も大きかったです。

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