忍者ブログ

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

ヨルムンガンド





武器商人ココとその私兵たちと、新たに仲間になった元少年兵ヨナの物語。

設定的にも面白さの方向的にも『BLACK LAGOON』に似ているのですが、あまり比較しない方がよさそう。『BLACK LAGOON』を全体的に弱体化させた感じで「劣るとも勝らない」仕上がりです。でも普通に面白いので比較してわざわざ落ち込むのはもったいないです。

この手のアニメで重要なのは「戦闘のカッコよさ」「キャラクターのカッコよさ」「なんか深いこと言ってる感」だと思います。
戦闘シーンはかなりいい。強い人の強さに説得力がある感じで好きです。
キャラクターについては一長一短。リーダーであるココ、このアニメではこの人にカッコ良さが集約しています。無骨な私兵たちをまとめる華奢な女性リーダー、これだけでも好感触です。さらに、普段のひょうひょうとした態度からいざという時の厳しさへの変化が、リーダーの風格を感じさせます。戦闘にも関わることですが「危険な相手に堂々と商談を進めるココ、その自信を裏付けるように密かにスタンバイした狙撃主が商談相手をとらえ続けている」みたいなシーンが私は好きです。狙撃にはロマンがありますよね。

逆にキャラクターについて残念だったことは、敵キャラクターが貧弱なことでしょうか。『BLACK LAGOON』のように、ゾクゾクするような敵に登場してほしかったです。はじめこそクレバーな感じで良かったりするのですが、いざ戦闘になるとあっさりやられてしまったりします(ココの私兵が強すぎるのにも問題があるのかも)。
それからキャラデザインもどうなのでしょうか。ココの顔がカイジっぽいのは最後までしっくりきませんでした。普通に女性らしい顔の方がギャップも大きくなって良かったと思います。9話の海で遊んでいる場面、私兵の一人のバルメ(女性)の水着姿を見て男性陣が「スゲーいい体。」みたいなことを言って浮き足立つのですが、そのバルメの体が6パックのゴリゴリマッチョなのです。しかも見ている男性陣もまるでボディビルダーのような肉体。「どうかしてる感」がすごくあるシーンでした。これがねらいだったのかな。


拍手[0回]

PR

つり球






江の島を舞台に、釣りを通して主人公たちの成長と友情を描いた物語。非常に爽やかで、嫌いになる要素がほとんどありません。

はじめに上の絵を見たときに「あの夏」のシリーズなのかな?なんて思いましたが、この絵がたまたま似ているだけで実際の絵はけっこう独特の雰囲気です。しかしこの絵が個人的にはなかなかよかったと思っています。「写真を明暗ごとそのままトレースした風」な絵で、海や魚の表現に躍動感があります(『ポニョ』っぽいかも)。
この絵のタッチ自体に夏らしい雰囲気を感じるのは私だけでしょうか。そのため、舞台の江の島の魅了も十分に出ていて、つい行ってみたくなる感じです。

物語における「成長」にもさまざまなパターンがあります。「ゼロからプラス」だけが成長だけではありません。「マイナスからゼロ」でも立派な成長であり、実際私たちに身近な成長はこちらではないでしょうか。登場人物たちはそれぞれの問題を抱えていますが、仲間を見つけて釣りをしていくことで少しづつそれを乗り越えていきます。「なぜ釣り?」と思うかもしれませんが、これにも意外な効果があります。「釣り」に至るまでに様々な葛藤がありつつ、魚を釣り上げる。その瞬間の「ザッバーン」という感じが「成長の証」としてうまく結びつき、たとえ些細な成長でも思いがけず感動してしまいます。

終盤はなかなかの急展開で「人類侵略の危機」に陥ります。ここからは登場人物たちの「友情」が発揮されていくのですが、音楽込みのテンポの良さもあいまって飽きのこない気持ちのいい展開になっていきます。「初めは敵対していた人物も大きな敵の前では協力的に」という映画のジャイアン的な要素もベタではありますがやはりアツくなるものがあります。

強いて言えば、最後はあれでよかったのでしょうか。爽やかさを最後まで貫いたともいえるのですが、やはり別れのシーンはもう少し引っ張って欲しかった。「その後のダイジェスト」みたいな感じでお別れシーンが処理されています。感動する準備をしていたのに・・・。

拍手[0回]

魔法少女リリカルなのはStrikerS





『リリカルなのは』シリーズの第3期。1期2期とは何かと相違点が多い作品です。

前作までの主な登場人物たちは大人になり機動隊に正式に所属、そこでエースかつ新人教官として活動。今回はそこに新たに配属になった新人たちを中心とした物語です。

大雑把に言うと、1期と2期は「訳ありの敵と戦うべきなのか」というところが物語のポイント。しかし『strikers』では戦うことは決定事項として、「戦いの中での主人公たちの成長」が主に描かれています。具体的かつ決定的な違いとしては、「主人公たちが機動隊に正式に所属している」ことと「絶対悪の登場」が挙げられます。機動隊に所属しているということで、敵との戦闘は大前提となっています。更に今回は敵の大ボスが実験の成功のためなら犠牲をいとわない、いわゆる「マッドサイエンティスト」です。普通ならこの人に感情移入することはできないでしょう。大ボスの手下たちとは多少の心の通い合いはあるものの、「良きライバル」止まり。
このように『strikers』は、今までは見られなかった善悪の一方通行的ストーリーなのです。やはり1期2期そして3期まで同じ構造だと飽きてしまうということもあると思いますが、これまでの『リリカルなのは』シリーズファンにとっては期待外れ感があるのかもしれません。とはいえ「主人公成長もの」としてみれば決して悪くはないと感じるのは、今まで築いてきたシリーズの思い出ありきなのでしょうか。実際、私が一番グッときた場面は「教官となっているなのは達の過去の戦いの映像を、何も知らなかった新人たちに見せる」というシーン。「そうそう、こうだったな。」と過去の壮絶な戦いに思いをはせてしまいます。

前作までは子供だったキャラクターたちが『strikers』では大人になっているわけですが、これにも何かと違和感があります。例えばなのはの場合、大人バージョンの見た目の変化として、体型、顔が面長、髪が伸びているなどがあり、バリアジャケットのデザインなどは変わっていません。2次元キャラクター全般にいえることですが子供から大人への変化をこのように各部バランスの変化だけで表現すると、全体的に間延びした感じになり、まるで偽物のような雰囲気が出てしまいます。ちなみにユーノ君はあの頃の可愛かった姿は見る影もなく、トンボメガネに無駄な長髪を後ろで結んでいるという当時で言えば「Aボーイ」な雰囲気を醸してしまっています。たぶんこれも意図的ではないのでしょう。



拍手[0回]

これはゾンビですか? オブ・ザ・デッド




「あれっ、こんなに面白かったっけ?」となんだかうれしい気分になりました。
前作で嫌だった部分がほぼなくなっています。その反面、やや強引な作りでしたが全然気になりません。前作では「中途半端なストーリー重視」がマイナス点でしたが、今回は「成るものは成る!」的なザックリとしたストーリー展開。つまりストーリはおまけ程度です。更に個性的なキャラクターが後先を考えず次々と登場します。「要は楽しめればいい」という割り切ったスタンスに好感が持てました。

なぜ10話で終わってしまったのでしょうか。おまけ程度とはいえストーリーとは全く関係がない、明らかに不自然な最終回でした。「大人の事象」ということなのでしょか。

拍手[0回]

Ergo Proxy(エルゴプラクシー)





画像や、デモ映像を見る限り、攻殻機動隊みたいな感じなのかな?と思い観はじめました。

総じて完成度が高い、テーマが重い、といった部分は攻殻機動隊に匹敵するものがありました。しかし、もっとまじめなアニメという印象でした。具体的には攻殻機動隊から「アクション性」「エンターテイメント性」「キャラクターの格好良さ」を引いたような感じです。はじめは格好良かった主人公リルや、へタレ感満載だったヴィンセントも、ストーリが進み世界の真理、己の存在の秘密に近づくにつれ、良くも悪くも「普通の人」に。更に後半からは、哲学的かつ抽象的な表現のオンパレード。
良いアニメであることは間違いないのですが、私の度量では楽しみきれなかったかな、という印象です。


拍手[0回]

カレンダー

11 2024/12 01
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

フリーエリア

最新CM

[04/27 らるず]
[04/27 しはんく]

プロフィール

HN:
らるず
性別:              メンズ

バーコード

ブログ内検索

P R

忍者アナライズ

カウンター