最近はやりの「タイトルが文章」シリーズ。ある程度の「金掛かってる感」があり、別段退屈な展開もないので普通に楽しめます。
タイトルの雰囲気からある程度のくだらなさは覚悟しつつみはじめましたが、前半部分は「友達が少ない」ネタがけっこうリアルで共感できます。共感できるがゆえに「最後までみたら落ち込むことになるんじゃなかろうか。」と在らぬ不安を抱いたりしていました。しかし、ラブコメ要素が増えるにつれ「友達が少ない」ネタはどこへやら、「お前が一番リア充だろ!」と思わずにはいられない展開ばかりになっていきます。このある意味でのサクセスストーリーを純粋に楽しめるのか、ひがみ根性でみてしまうのかによってこの手のラブコメは好き嫌いが分かれてしまいます。私は完全なる後者ですので、終盤の「みんなで花火をしていたら、夜空の髪の毛に火が移って・・・。後日、髪をバッサリ切って登校してきた夜空の姿を見て、主人公はあの時の少年が夜空だったことに気が付く。そして二人はイイ感じに・・・」という流れにも不満タラタラになってしまうわけです。こじつけ展開にしてまでも「イイ感じ」にしなくちゃいけないのでしょうか。
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