”モーレツパイレーツ”と読みます。
ひょんなことから父の家業であった宇宙海賊を継ぐことになった女子高生、加藤茉莉香。個性的なクルーとともに、時に柔軟で時に大胆な行動で危機を乗り越えていく。
そんなお話。
「モーレツ?」「パイ?」なんだか如何わしいタイトルですが、これに見合わず内容は意外と真面目です。そのため、極端によくない部分やくだらない展開などがなく好感が持てる感じです。しかし面白かったのかといわれると、それほどでもありません。いまいち盛り上がりどころに欠けるというか、楽しみどころが分からないというか(海賊パートよりは日常パートの方が面白かったかも)。
例えば、海賊といえば戦闘シーンを思い浮かべるかもしれませんがこのアニメでの戦闘といえばもっぱら電子戦かボードゲームのような艦戦ばかり。どちらも理屈は通っているような感じがするのですが、いまいち緊張感が感じられません。
「緊張感のなさ」これは全体的に言えることかもしれません。なんとなく、敵とも馴れ合いの雰囲気が出てしまうことが多いです。
クルーたちに共通の雰囲気として、戦闘中にも余裕をかまして冗談を言うみたいな部分があります。洋画に出てきそうな「おいおい、とんだバースデイプレゼントだぜ。」みたいなやつです。アメリカ人が言ってるとかっこいいのですが、このくらいのタッチのアニメだとあまり相性が良くないかな。
全体的にインパクトがないアニメでしたが、なんだかんだで一番衝撃的だったのは17話のとある場面。先輩同士の百合展開・・・いや「レズ」と言ったほうがしっくりきます。唐突すぎて本当に驚きました。必見です。
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