箱庭学園生徒会長の黒髪めだかがありえないような超人的能力と圧倒的なカリスマ性で、またしてもありえないような問題生徒たちを更正していく物語。
全体的に大味な感じですが、なんだかんで面白かったです。なんとなくドラマ『ごくせん』を思い出してしまいました。ごくせんも楽しいドラマでした。その魅力は分かりやすい勧善懲悪のストーリーと「待ってました」と言わんばかりの主人公が圧倒的な強さを発揮するシーンだと思います。このアニメはその感じをよりファンタジー的に大げさにした感じて「ここまでやれば面白くなるよな」というような突き抜けた展開です。
しかし、最後の「乱神モード」これは突き抜けすぎだと感じました。あくまでも超人的能力は運動神経の延長なんだと思っていたのですが、髪の色が変わって全身が光ってしまうと・・・地球人じゃないのかもしれません。
黒髪めだかの腰巾着のひとり、人吉くん。この人の存在は好き嫌いが分かれそうです。私はあまり好きではありませんでした。普段はめだかちゃんへの信仰心がやたら強く「出た!黒髪めだかの真骨頂、上から目線性善説!」みたいなことを言っているまさに腰巾着なのですが、(ちなみにこの「上から目線性善説」ですが、今若い世代を中心に「上から目線」という言葉が横行しているらしいです。上司などに注意されたときに「上からだな」と感じてしまうのは自分をその人と同等以上だと思っているから。というゆとり世代を問題視するような分析もあるようで、これを知ってしまうと、ゆとり世代の私としては「上から目線性善説」にも一旦距離をとりたくなります。)いざというときにはめだかちゃん程ではないものの、そこそこの強さで敵を倒します。そこでなぜか「わりーな。」みたいなスカシが入るのですが、これが何ともイラッときます。ここでのカッコよさは私は求めません。
2期もあるようですが、前述したように最後の「乱神モード」でありえなさのバブルが崩壊した感じがあります。この後どうなるのか見物です。
まぁリセットすればいいだけかもしれませんが。
[0回]
PR