ご存知、「ガルパン」です。
自称「ガンプラ専門アマチュアモデラー」であるところの私にとってこのアニメは「戦車のプラモデルがものすごく作りたくなるアニメ」意外の何ものでもありませんでした。プラモデルをやっている人はだれもがそういう気持ちになったことでしょう。モデルグラフィックスで2度も特集されていたのも今となっては納得です。
とにかく戦車が魅力的に見える、ということに特化したアニメでした。
不思議なことに試合のシーンではCGで描かれた戦車が時に可愛らしく、時に勇ましく、表情が変わっていくように感じます。少なくとも私は住宅街の十字路を横切っていく戦車の格好良さをこのアニメを通して初めて知りました。
また、戦車同士の戦闘の勝敗の決し方にもこのアニメのこだわりを感じます。「砲身を回転させている間に横っ面をあっさり打ち抜かれる」などというシーンには決して気合いだけでは勝つことのできないリアリティーと、若干のアニメとしてのシュールさを同時に感じてしまします。
ほとんど戦車しか映っていない戦闘シーンでも一切退屈せずに見ることができる、不思議なアニメでした。また、それ以外の人間ドラマ部分も戦車シーンを邪魔しない程度の小気味よさが保たれていて、特に文句のつけようがありません。
「弱小学校が奇抜な作戦とチームワークで強豪チームを倒していく」というストーリはベタではありますが素直に熱くなるものがありました。
ところで「ガルパン」のおかげで今私の中に「戦車ブーム」が到来しているわけなのですが、実はこのブームは「第二次戦車ブーム」なのです。(コンバットチョロQブームを含めると第三次になります)
第一次ブームはたしか中学生の頃、世界史の教科書に写真が載っていた初期の戦車に一目ぼれしたのがきっかけでした。現在の戦車とは根本的にコンセプトが違う「歩兵を蹴散らすための戦車」。その機能を果たすための最小公倍数的なフォルムに不気味な魅力を感じたものです。
その時につくったプラモデルがこちら
で、ガルパンに話を戻しますと、主人公の実家、戦車道の名門「西住流」に飾ってあった屏風にこのタイプの戦車が大きく描かれていて「おっ、分かってるな」と思った。というだけの話でした。
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