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ラブライブ



 
『THE IDOLM@STER』以降のアイドルものアニメ、といってしまうと腹を立てる人もいるかもしれません。二番煎じは当たらないというのが世の常ですが、残念ながらこのアニメも例外ではないように感じました。

この記事を書くにあたって知ったことなのですがこのアニメには特殊な経歴があったようです。


美少女総合エンタテインメントマガジン『電撃G's magazine』、音楽会社ランティス、アニメーション制作会社サンライズの三者による合同プロジェクト。9人の美少女キャラクターをアイドルとして売り出していきながら、従来のアニメやゲームでは実現され難い、ユーザーの声を積極的に取り入れる要素を内包している。アイドルとなるヒロインたちの普段の様子やストーリーを『G's』誌上にて展開しつつ、サンライズ制作のプロモーションビデオDVD付きの音楽CDを販売する (wikipedia)

たしかCMでも「次のセンターは誰だ」みたいなことを言っていたような・・・。
要するに架空のアイドルに作品の枠を越えた流動性のある活動をさせているということだと思います。
これはなんだか良さそう・・・な気がします。
現実のアイドルはどこまでも追いかけることができる代わりに急に熱愛発覚したり、結婚したりしてしまう「落とし穴」がまっている恐怖があります。例えば安田美沙子がある時から勝手に恋愛オープンキャラになり、さらにクリスマスの過ごし方について聞かれたとき「今まで彼氏がいないクリスマスはなかったんです。」発言。 いままで? 路線変更するのはまだ許すとしても、過去までさかのぼってそれはない。それまでのファン心理をどれだけ無視する気なのでしょうか。私はこれを「安田美沙子の裏切り」とよんでいます。
大きく脱線してしまいました。つまり何が言いたかったかというと二次元アイドルの完全無欠性と三次元アイドルの作品単位では終わらない無限性、ラブライブというプロジェクトは絶妙な妥協点なのではないだろうか、ということ。
という意味では今回のアニメ化もここまでの経緯を分かっている人にとっては待ちに待ったものだったのかもしれません。しかし、そのあたりの事情は一切ないものとして考えます。私は知らないでアニメだけ見ていたので。

ただ単にμ`sのメンバーが動いたり、しゃべったりしているところを見たい。ということであれば一部を除いてはごく問題なく”普通に”楽しめるアニメだっと思います。このあたりはさすがに「ユーザーの声を積極的に取り入れる」ということの強みなのかもしれません。おそらく誰かしらの推しメンみたいな存在はできることでしょう。(私はそうでもありませんでしたが)

しかし、ストーリーに目を向けてみると何とも中途半端な仕上がりであったと言わざるを得ません。比較になってしまうかもしれませんが、THE IDOLM@STERであそこまでアイドルという存在について掘り下げていたことを知ってしまっているがために、中途半端な人間ドラマや葛藤みたいなものはむしろ入り込みの妨げになっているように感じます。
例えばメンバーを集めをする場面では、「本当はアイドルをやりたいのだけれどそれぞれの事情で素直になれない後のメンバー」という流れがよくある(というかそれが全話中の大半)のですが、それに対して解決がいつも決まって
必死に努力する主人公及び現メンバーの姿をみて「やっぱりやる!」ばかりなのです。まあ現実なんてそんなものだとは思いますが「やっぱりやる!」ではアニメ的には原動力が不鮮明すぎます。
それから全体的にみても最終回付近の流れはグズグズしてしまっていて、とりわけおかしかったのは「ラブライブにでるのはやめます」展開。いろいろとそうせざるを得ない「大人の事情」があるのでしょうが、全く無意味な展開であったと思います。
そして「ラブライブ」という大きな最終回への流れを失った代わりに提示されるのが「穂乃果の留学」。正直このとき穂乃果という人選で私は「上等な捨て駒だな」と思ってしまったのですが、皆さんはどうだったのでしょうか。主要3人の中では少し浮いている感じがあったのです。そしてなんだかんだで留学問題に関しても「やっぱりやる!」的なあやふやな解決。別にダメなわけではないのですが・・・。
まあ、キャラクターありきのこのアニメ。ストーリーのことをグダグダとケチをつけるのは大人げないのかもしれませんが・・・。

ただ救いなのは、このアニメは挿入歌も含めて曲が良いので「やっぱりやる!」からバーンと曲に入ると強制的に感動する感じにはなります。
悪口ばかりになってしまいましたが、ストーリーの粗さは無視することができれば
(可愛いメンバー)→(やっぱりやる!)→(曲バーン)の流れで安定の完成度を出しているとも言えなくもありません。

あともう一つ。
ものすごく棒読みの人がいたのですが・・・。ゲスト声優かな?と思ったのですがどうやらそうでもないようで、魚の骨のように気になり続ける存在でした。
ごめんなさい。

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