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ささみさん@がんばらない




13年1月から始まったアニメの中ではいちばん面白かった印象です。ただ、これからが重要というところであっさり終わってしまった感が強く、2期があるとないとでは後味がかなり変わってきそうな感じです。日本神話をベースにしたやたらややこしい設定という種を撒くだけ撒いて、まだ実りが足りないような気がします。とにかく、面白かったので2期をやってほしいです。

『ささみさん@がんばらない』では久々にシャフト節がぴったりはまっているような感じがしました。まどかマギカの魔女のシーン以来でしょうか。日本神話がもつ平面的な絵のイメージと相性がよかったのだと思います。それからコミカルな会話シーンから戦闘シーンまでどちらもおざなりにならず見応えがあります。とくに戦闘シーンが意外にも見応えがあり、これまたシャフト節であるハッタリの効いたセリフと緩急の強いカットが効果的で、決して戦闘メインのアニメではありませんがとてもテンションの上がる完成度でした。個人的には、かがみがうまいことを言いながら重火器を撃ちまくるという強制的なギャップの演出が好みでした。

それにしても、「日本神話」という設定は間違いがないな。と思います。
『ささみさん@がんばらない』をみていてよく思うのが、「あれ、この単語どっかで聞いたことある」ということで、神話ベースなのであたりまえではあるのですが、ここで言うのはそういうことではありません。例えばドラクエの武器「あめのはばきり」とか、ガンダムOOの「スサノオ」とか、「やたのかがみ」なんかはワンピースでもガンダムでも登場したと思います。神話関連のワードはどうも使い勝手が良いようで、様々なところでちょくちょく使われてきているようです。『ささみさん@がんばらない』ではそのあたりのワードが登場しまくるわけですがこの時の「しってる、しってる」感はとても重要なことだと思います。他のアニメとかで培われたその言葉に対するカッコいいイメージが流れ込んでくるわけですから、やたらにテンションがあがってしまうのではないでしょうか。世界史の授業で大航海時代のところをワンピースに絡めながら楽しそうに話す先生の姿を思い出しました。


月読神臣の声と、絶対に顔だけは映さないところは『アイドルマスター』の社長とかぶっていますよね。一応、共通させたりするものなのでしょうか。



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