昨今の声優アイドル化ブーム。私個人の考え方としては「アニメを観ているときにキャラクターの向こう側のリアルな人間の顔が浮かんでしまうのは良くない。」ということで声優さんの情報は意図的に遮断してきました。これがこだわりだったのです。
しかし、この『gdgd妖精s』のおかげで私は危うく声優ブームの扉を開けてしまうところでした。声優さんの存在を意識せざるを得ない、そんな特殊なアニメです。
アニメアニメといってきましたがgdgd妖精sは「アニメ」というジャンルに入れていいのか微妙な作品です。(作品といっていいのかもよくわからない)
強いて言うなら「アニメバラエティ」といったところでしょうか。特徴的なのは、絵がチープなCGであること。コーナー分けされていること。声優さんがアドリブでしゃべるコーナーがあること。などです。
作画とか、脚本とか、そういうことで評価できるようなタイプのアニメではありません。
私はラジオをしょっちゅう聞いています。ラジオをよく聞く人なら分かると思いますが、ラジオにはテレビとは全く違う魅力があります。同じ番組を聞き続けているとパーソナリティーに対して強い「身内感」を感じるようになるのです。身内がラジオをやっているラジオならそりゃ安心して聞くことができるし、その人がテレビに出ていたりすると「あっ出てる出てる」なんて思ったりもします。
gdgd妖精sの魅力もそういうことなのです。
深夜にひっそりとやっているチープな会話アニメ、キャラクターは中の人透けて見えるような感じ。
たぶん誰も観ていないんだろうな・・。
それを観ているという優越感みたいなものを感じるアニメです。
面白いとか面白くないとかの問題ではありません。
私は既に身内感を感じてしまっています。
なので星は5つにしておきます。
でも、面白いとか面白くないとかの問題ではありません。
今回使った画像は次回予告で使われていたものです。
次回予告は一回もまともに行われたことがなく、毎回毎回やたらエッジの効いたアニメのパロディ予告で、私も分かったり分からなかったりなのですが、「またやってるよ」という残念な感じがgdgd妖精sらしいともいえます。
[0回]
PR